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高森明勅
2015.8.3 01:00

一国のみで自国を守れない?

「もはや一国のみで自国の安全を守ることはできない」というのが
安倍首相の決め台詞。

“もはや”って、戦後70年、日本一国のみで自国を守れたことは、
1度もなし。

だから、ちゃんと自国のことは自国で守れるようにしよう。

その為に必要なら憲法を変えよう。

というのが筋ではないか。

上記の台詞は、要するに「日本は国民を守れない」

断言しているに等しい。

それを堂々と宣言して恥じない首相がいて、
それを拍手喝采で迎える国民がいる国って…。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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